間取りを検討している今だからこそできる梅雨対策
加古川・明石・姫路を中心に45年 性能×デザインにこだわったフルオーダー住宅 ・新築・リフォームの株式会社三建です。
今年も梅雨の時期がやってきました。
日本は高温多湿の国。避けては通れない季節ですね。
雨の日や曇りの日が多くなり、また気温も湿度もあがって、蒸し暑くジメジメと不快に感じるかたも多いのではないでしょうか。
湿度が高い状態が続くと、体や家の寿命にも影響を与えます。
とくに住宅では湿気対策が欠かせません。
これから新築マイホームを建てるのに建てたあと梅雨時期、ジメジメした空間で過ごすのは避けたいですよね。
そうならないために、快適に梅雨時期を過ごすための湿気につよい家づくりをしましょう!
今回は設計段階でできる梅雨対策をご紹介します。
梅雨対策 ①
【窓×風】風通しをよくするための窓配置が重要!
湿気対策として『風の通り道』は欠かせない!
間取りを考える際は、その土地の環境にあった空気の流れを把握し、しっかり計算することが大切です。また部屋の2面に窓を設置しましょう。
窓が対角線上に配置されていると『風の通り道』をつくることができ、室内に効率よく風を流すことができます。
※風は窓が一つの場合は、その空間を抜けることはありません。
あたたかい風は上に移動し、つめたい風は下に移動します。
そのため、風の入り口を低く、出口を高くすると、風が吹かない日でも温度差によって空気が通しやすくなります。
1階から2階、もしくは同じ階でも床付近から天井付近のように『縦の風の通り道』を作ることも大事です。
梅雨対策②
【全熱交換型24時間換気システム(第一種換気システム)採用し、いつでも新鮮な空気環境をキープ】
こちらのシステムは計画的に空気を循環させて、室内の汚れた空気や湿気を排出し、新鮮な空気を外部から取り入れます。そして床下を含む家全体を均一な温度・一定の湿度をたもつため、毎日変わる天気・気温・湿度に合わせて機械が換気を自動コントロールしてくれ、お家の中でのジメジメっとした不快さは軽減されます、そのため、快適に過ごすことができます。。
(第一種換気システムと第三種換気システムの違い)
第一種換気は給気、排気ともに機械換気で行い強制的に換気をします。狙いの場所から空気が入り狙いの場所から空気が出るので狙い通りの換気が可能。そのため、空気の循環を管理する上では最も安定していると言えます。熱交換型を使用することで、室外に排出する空気から熱や湿度を取り出し、それらを外から吸い込む空気に移し替えてくれます。
第三種換気は排気を強制的に機械で行い、給気は自然に任せます。そのため、住宅の気密性能があまり高くない場合、様々な隙間から空気が室内に流入することで、給気口から十分な給気が行われず、家の中に換気不良の箇所が生まれる危険性があります。
特に夏場は熱気、冬場は冷気が入ってくると室内で温度差が生じることがあります。これが原因でエアコンや暖房器具を余計に稼働させる必要が出てしまいます。
梅雨対策③
【高気密な住宅を選ぼう!】
高気密住宅とは隙間が少ない住宅のこと。
隙間が少ない=すき間を少なくして外と室内の空気の出入りを少なくした状態
低気密住宅とは隙間のある住宅のこと。
隙間がある=すき間があって外と室内の空気の出入りが多い状態
低気密住宅の場合、エアコンの除湿機能を使って湿気を放出することはできますが、せっかく外部に湿気を放出しても、隙間からどんどん水分を含んだ空気が室内に入ってくるので、エアコンをかけ続けても体感的には除湿の物足りなさを感じてしまうかもしれません。
梅雨の時期は家に入ってくる湿気をどんどん外に出す必要があるので、湿気をコントロールできる高気密住宅を採用することお勧めします。
ちなみに隙間相当面積0.5以下が理想です。
梅雨対策④
【天然素材を選ぼう!】
無垢材と言われる天然の木をそのまま加工した木材の床や塗り壁で使用される珪藻土などは高い調湿効果や消臭効果が得られます。
空間の湿度に反応して、乾燥を防ぐために水分を放出したり、湿気が多い時期は余分な湿気を吸収したりと天然の調湿性能があります。
梅雨対策⑤
【エコカラットや調湿機能が付いたクロスも有効!】
天然素材ではないですが、室内で使用できる除湿・消臭効果のある「エコカラット」
デザイン性もよく、インテリアとしても人気です。
霧吹きで水をかけると、どんどん吸収してあっという間に乾いてしまうぐらい除湿効果に優れています。
天然素材もエコカラットも採用したいけど価格が…。とお悩みに方は
調湿効果のあるクロスもおすすめです。通常のクロスとほぼ価格も変わらないので、お手頃価格で湿気対策ができます。
(エコカラットやクロスは住環境によって効果が異なり場合がございます)
間取りを検討している今だからこそできる梅雨対策
① ~⑤までご紹介させていただきました。
こちらはどちらかというと建物本体にプラスする素材や組み合わせのお話です。
最も重要なことは建てたあとでは変えられない
壁の中で結露を起こさない構造(建て方)になっているかどうか。
断熱材がいっぱいで、木が呼吸できない状態になってないか。
構造部分をしっかり取り組んでいる会社かどうか確認することです。
これから新築をお考えの方、今だからできる梅雨対策があります!
梅雨でも快適に過ごせる、家と家族の健康を守る住まい
ぜひご検討ください。
▼この記事を読んだ方へおすすめ▼
住まいの大敵 結露!結露は冬だけじゃない!夏型もある。
結露から家族の健康と住まいを守ろう!
▼この記事を読んだ方へおすすめ▼
《家づくり豆知識ブログ》間取り失敗例から学ぶ、上手な明るさ・温度・湿度のポイント
モデルハウスの
見学予約はこちら
住まいのご相談はこちら