バルコニー?ベランダ?設置すると後悔する?それぞれの違いと設置するメリットを解説!
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新築・リフォーム 兵庫県加古川市 株式会社三建 荒巻です!
「バルコニーで家庭菜園がしたい」という方や「ベランダに洗濯物を干したいので広いベランダが欲しい」などなど、特にコロナ禍でのニューノーマルな暮らしが浸透していく中で、お客様の打ち合わせでよく聞くようになりました。
では、ここでよく聞くことが増えた「バルコニー」や「ベランダ」、「テラス」。
バルコニーやベランダと聞くと、何となく家の外の空間で同じようなものだと感じる方も多くいますが、この3つの言葉はそれぞれ違う場所を意味しています。
では、バルコニー、ベランダ、テラスの3つの違いとはどのようなものでしょうか?
今回はそんなバルコニー、ベランダ、テラスの違いやメリットデメリットについても詳しく見ていきたいと思います!
意味の違いを知ることで、「イメージしてたい物と違ってた」というケースを避けることもできるようになるので、ぜひバルコニー、ベランダ、テラスの違いを覚えておきましょう!
ベランダ・バルコニー・テラスの違い
ベランダ・バルコニー・テラスには明確な違いがあります。
まず、ベランダとバルコニーの違いは、実は上に屋根が有るかどうかで呼び方が違ってくるんです!
屋根があるとベランダに、屋根が無いとバルコニーという呼び名になるんですね。
分かりやすい例で言うと、マンションであれば上下階が同じ間取りのことがほとんどなので屋根のあるベランダになることが多く、戸建ての家では屋根のないバルコニーとなっているケースが多くなります。
また、バルコニー、ベランダどちらの方が良いかはこれらをどの様に使うかによって変わってきます。
たとえばバルコニーは屋根がないので日当たりが良い反面、雨が降るとバルコニーが使えなくなってしまいます。
ベランダは屋根があるので雨の日でも洗濯物を干すことができたりプライベート感が出るのでベランダでくつろぎやすくなりますが、屋根がある分だけ費用も高くなってしまいます。
また、ベランダのことを「インナーバルコニー」と表現して、屋根の有り無しの区別をしているケースもよくあります。
ちなみに、バルコニーの中には「ルーフバルコニー」と呼ばれるバルコニーもあります。
「ルーフバルコニー」とは簡単に言うと、屋上のこと。
ルーフバルコニーは屋根をバルコニーにするため広い面積を確保しやすいのが特徴です。
「土地は狭いけど、広いバルコニーが欲しい!!」
なんて時はルーフバルコニーを選択することはおすすめですね。
それでは、テラスについて解説します!
テラスとは、家の庭にタイルやデッキを敷き詰めて外に出やすくしたスペースの事です。
テラスはバルコニーやベランダと同じように家の外に張り出した空間のことですが、テラスは基本的に1階のことで、2階以上になるとバルコニーやベランダというように呼び名が変わってくるんですね。
最近では屋外空間を家の延長として有効活用するケースも多いので、デッキ敷きやタイル敷きのテラスを作る方もよく見かけます。
また、テラスにウッドデッキやタイルを敷くことで、庭の手入れをできるだけ少なくするという効果も期待できます。
上でそれぞれの違いについて解説してきましたが、基本的には自宅で外とのつながりを楽しむという意味では共通点があります。
ここでは、一戸建ての家で一番多いベランダを設置する上でのメリット・デメリットについて解説していきます!
家にベランダを設置するメリット
エアコンの室外機置き場
部屋にエアコンを設置した場合、室外機を置かないといけません。
そんなとき、ベランダに室外機を置いておけば外から目立ちにくいうえに、配管が短く済むようになります。
エアコンの台数によっては、屋外に室外機が何台も並んでしまったり、長い配管が必要になるので、外観を損ねたり、無駄なお金を払うことを防ぐことができますね。
洗濯物が干せる
ベランダの使い方として最初に思い浮かぶのは、洗濯物や布団を干す用途ではないでしょうか。
洗濯物を乾かす手段としてドラム式洗濯機で乾燥機を使う方も増えてきていますが、太陽の光に当てて干すことで洗濯物が良い匂いになるので筆者社員は個人的に好きです。笑
ちなみに、外で干すことで紫外線による殺菌効果が期待できる一方で、長時間紫外線に当てたままにしておくと、布が傷みやすくなってしまいますので注意しましょうね!
アウトドアを楽しめる
ベランダのスペースにある程度の広さがあれば、バーベキューなどのアウトドアも家族で楽しむことができます。
リビングダイニングの横にベランダを設置するなど、室内からの動線を考慮すればバーベキューがしやすくなりますね。
また、BBQを家族でするときにリビングと繋がっているとより満足感のあるアウトドアを存分に楽しむことができます!
くつろぎのスペースとして使用できる
屋外用のソファやテーブルなどを設置すれば、リラックススペースとして利用できます。
休日にベランダでゆっくりすれば朝焼けや夕暮れ、星空などの景色と季節感を感じながらゆっくりとした時間を過ごすことができますね。
庭として活用できる
都心部で家を建てる際になかなかお庭を造るほどの土地を確保することは難しいもの。
しかし、お庭に花を植えたり季節の野菜を育てたりしたいと考える方にとってはベランダは最高の場所ですよ!
バルコニーがあればプランターを使ったガーデニングや、ミニトマトやキュウリなどのちょっとした家庭菜園を楽しめます。
植物や野菜を季節ごとに堪能でき、お子さまが喜ぶのもメリットですね。
それも床材を敷いた上に植物を並べると、おしゃれな空間に仕上げることができますね。
注意点としては、レンガやタイル、木材などは重量がありますので、大量に使うとベランダの耐久性に影響が出てしまうおそれがあります。
このため、鉢の周辺にアクセントとして置く程度に使用すると良いでしょう。
一時的なゴミ置き場として使用できる
ベランダは屋外スペースであるため、一時的にゴミを置く場所としても利用できます。
断捨離や模様替え、ゴミ収集日の前など、ゴミを室内に置いておきたくないときに便利ですね。
しかし、屋外にゴミを置く場合は網を設置するなどのカラス対策はしておきましょうね!
ベランダを設置するメリットは多いものの、デメリットについても把握しておく必要があります。
以下では設置するデメリットを解説します。
家にベランダを設置するデメリット
掃除しないといけない
ベランダは、風によってゴミが飛ばされてきたり、砂やホコリが溜まったりするため、定期的な掃除が必要になってきます。
さらに、鳥のフンが落ちてきたり、季節によっては虫の死骸がたくさん落ちてくることがあります。
これらを長期間放置してしまうと取れなくなってしまうため、注視しておかないといけません。
ベランダの掃除が家事の一つとして増えてしまいます。
特に、普段ベランダを使う機会が少ないと、掃除ばかりが増えると感じてしまい、ベランダをつけなくても良かったかも…と感じてしまうのでしょう。
そこを考慮した上でベランダを設置する必要がありますね。
メンテナンスが必要
ベランダは、シンプルな作りであっても、ベランダに使われている塗装は永久的ではないため、一定期間を過ぎたら塗り替えが必要になってきます。
ベランダのメンテナンスを怠ると、内部に水が溜まって浸透して最悪の場合、家の中での雨漏りにつながるおそれがあります。
お客様のなかにも、天井の雨漏りの原因がなかなかわからず、詳細を調べたところべランダから雨漏りしていたという方がいらっしゃいます。
ベランダを設置する際は、将来的にいくら位のメンテナンス費用がかかるのか、ハウスメーカーや工務店などへ確認しておきましょう。
防犯面でのリスクがある
ベランダの設置により、空き巣などの防犯リスクが高まります。
一戸建ての家にベランダを設置する場合は、防犯面におけるリスクや弱点などを理解しておく必要があります。
特に、防護性が高いデザインのベランダは、侵入しても外から見つかりにくいため、より危険性が高まります。
防犯面のリスクや弱点をしっかりと把握したうえで、スリットタイプの手すりにして視認性を高める、周囲に足場になるものを置かないなどの防犯対策を行いましょう。
設置にコストがかかる
ベランダを設置するときには、防水対策や雨どい・排水設備の設置、ベランダの床・壁部分の施工など、多くの費用がかかります。
お客様のなかには、設計時点でベランダのない家を想像しておらず、結果的にベランダをつけたもののほとんど使わず、室内の他の設備(浴室乾燥など)にコストをかけてランクアップしたかったと感じる方も多くいるのも事実です。
設計の時点で、ベランダがあるプランとないプランの両方を見積もり、費用面で検討してみると良いでしょう。
一戸建ての家にベランダを設置すれば、洗濯物を干す、アウトドアやガーデニング、家庭菜園などを楽しむ、くつろぎのスペースにするなど、さまざまな用途で利用できます。
新築のお住まいでは、ベランダを必ずしも設置しなければならないということではありません。
設置するかどうかは、ご家庭のライフスタイルによって選択肢が変わってきますが、どちらを選択しても後悔だけは避けたいものです。
今回ご紹介したポイントをぜひマイホームづくりの参考にしてください。
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