良いプランを作ってくれる住宅会社の選び方とは?見抜くポイントを解説します。
こんにちは。株式会社三建の中澤です。
家づくりを検討し始めたら、展示場に行ってみたり資料請求をすると思います。
住宅展示場を廻ったり、資料請求をした方は、数多くのハウスメーカーから「プランつくりますよ!」という声をかけられ、提案をうけたことがあるのではないでしょうか?
ただ、一つお伝えしておかないといけないのは、複数の会社で打合せを重ねてプランをブラシュアップしていくと、どこの住宅会社も同じようなプランになっていきます。
理由はシンプルで、各社の気に入った提案を部分的に切り取り、それぞれのハウスメーカーに変更を依頼していくと当然のように同じような形に変わっていくからです。
でもとってつけたように気に入った部分を単純に付け加えていくと、全体最適の観点から考えたときにバランスの悪いものになっているということも良くあります。
どこの会社でプランを書いてもらっても同じようになるのであれば、最終的になにで決めたら良いのでしょうか?
今回の記事は、良いプランを提案してくれる会社を見分ける方法についてまとめています。
目次
良いプランを提案してくれる会社の見分け方
ファーストプランで見定めるべし
設計打合せを進めるたびに同じようなプランになってしまうので、見極めるポイントは、一番プランに差が出る最初に提案されるいわゆる「ファースト・プラン」です。
プランに一番差が出るのはこのいわゆる「ファースト・プラン」なので、同じ要望を各社に伝えて出てきたプランで「自分たちの想いを1番くみ取ってくれるハウスメーカー・担当者は誰か?」を見極める必要があります。
あなたの要望をすべて取り入れたプランが最善とは限らない
それともう一点、ファーストプランを見定める上で大事な点は、自分たちが伝えたとおりに作ってきてくれたプランが良いプランとは限らないということです。
自分たちが伝えた要望に加えて、担当者が敷地条件や周辺条件、方位等を考えあわせた上でプロなりの提案を加えてお客様がイメージしていた以上のプランを提案し、なぜそういった提案に至ったかをきちんと説明をしてくれるか!?も大きな判断基準となります。
失礼な言い方になりますが、お客様は初めて家づくりをされる方がほとんどであり、お客様が元々イメージされていたプランがベストなものとは限りません。
自分たちの夢やイメージ、ご家族全員の生活スタイル等々を伝えた上で、自分たちがイメージしていた以上の夢を実現できるプランをファースト・プランで提案してくれたハウスメーカーが一番自分たちにとって良い家づくりのお手伝いをしてくれる「パートナー」に成りえるのではないでしょうか?
注文住宅は特殊な買い物である
注文住宅は「形のないものを買っていただく」という特殊な買い物だと思っています。
それゆえ、「ファースト・プラン」で自分たちが想像していなかった「コト」や「モノ」を提案してくれる、これはこの後の数か月に及ぶ打合せと数か月に及ぶ工期、数十年に及ぶアフターメンテナンス全てにおいて、痒いところに手が届くか届かないか、また言わなくてもくみ取ってくれるか、大きく出来上がりに差が出てくるところと思います。
私自身も数多くの家づくりのお手伝いをさせて頂き、「ファースト・プラン」から変更に変更を重ね、最終的に「ファースト・プラン」に戻ってしまうということを多く経験しました。
自分自身も結局「ファースト・プラン」は設計者に雑念なくお客様の要望や夢、周囲の環境や敷地状況を勘案しベストと思ったプランが「ファースト・プラン」であり、それゆえ回りまわって「ファースト・プラン」に帰り着くのだと思ったものです。
あなたの「ニーズの裏のニーズ」は何でしょうか?
最近受けた講習で、お客様の「ニーズに裏のニーズ」をつかむ、お客様自身が「気付かれていない要望や夢に気づかせてあげる」ことの重要性を感じさせられたところです。
また私が以前在籍した百貨店では「お客様を心地よく裏切るサービス」と表現していたように、言い方は千差万別ですが、「ファースト・プラン」の差が提案力の差となり、最終的には出来上がる家の差につながっていくと思います。
ですので、ぜひ「ファースト・プラン」で皆さんの夢を実現してくれるハウスメーカーを見極めるという感覚でプレゼンを受けていただけますと結果的に良い家づくりにつながるのでは!?と思います。
最後に…
いかがですか?
色んな会社で受けた「ファーストプラン」に納得いかず、打ち合わせを重ねる方も少なくないと思います。
まず、するべきは要望を伝えることよりも「家族で実現したい夢を担当者と一緒に語らうこと」だと私は思います。
この記事を読んで、私や弊社担当者の「ファーストプラン」が気になる方は、お気軽にお問合せください。
あなたたち家族が実現したい夢や幸せな将来について、一緒に語り合いましょう。