建物や太陽光発電パネル等の材料の製造過程や建物等の建築過程で、二酸化炭素の排出を抑制します。
そして高性能な建物を建築し、太陽光発電等のシステムを搭載していくことで、二酸化炭素の排出を抑えSDGsが唱える世界的な環境目標に対して積極的に貢献していきます。
SDGsとは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。 〈外務省ホームページより〉
1.「木造住宅」を建てることでCO2を固定します
弊社が建築する住宅は100%木造住宅です。樹木は伐採されて木材や木製品(木造住宅)になっても炭素は固定されたままとなり、つまり大気中の二酸化炭素を固定していることと同じであるとみなされています。
木材に含まれる炭素は燃やさない限り固定されたままなので、私たちの身近なところに木製品(木造住宅)が増えれば増えるほど大気中の二酸化炭素は減っているということになります。
日本の木造住宅では、1戸当たり約4トンの炭素を固定していると言われています。これを二酸化炭素に換算すると一般的な木造住宅で大気中の二酸化炭素を約14トンも固定していることになるのです。つまり解体して燃やしてしまわない限り、約14トンもの温室効果ガスを固定し続けることになり、このことにより環境に対して社会貢献しているということにもなると言えます。
一方,RC造のマンションや鉄筋プレハブ住宅では約3tとなり,木造の4分の1程度になってしまいます。この木造住宅に貯蔵されている炭素は,木材が成育時に大気中の二酸化炭素を取り込んだものです。そして、一般的な建築材料の生産に要した木材,木質材料のエネルギー消費量は他の建築材料に比較して非常に小さくなっています。
さらに、木材は、鉄、アルミニウム等の非木質系と比べて、原材料から製造するときのエネルギーのために放出する炭素量は特段に少なく、同じ重さの人工乾燥材と鋼材では190倍,アルミニウムにいたっては実に約800倍弱違います。これは原材料の生成過程で、木材は非木質系とは逆に二酸化炭素を大量に吸収・固定するためです。
つまり原料の製造段階から建築後まで考えても、他の素材と比較してこれだけの二酸化炭素を固定する木造住宅は建てれば建てるほど温室効果ガスの排出を抑え固定する量が増えていくということになります。
2.「太陽光発電システム」を全棟設置することを提案します
太陽光発電は、発電するまでの過程でほとんどCO2を排出しません。一方、今の日本の主流電源である化石燃料を使用した電力は、発電の際にCO2を排出するため、問題視されることもしばしばあります。
そのため、自社の建物やスペースに太陽光発電設備を導入し、作った電気を自ら消費する「自家消費」を行えば、CO2排出量の削減として認められます。
太陽光発電は火力発電に比べて、わずか数%しか温室効果ガスを排出せずに発電できます。また、太陽光発電による排出量の多くは、発電時ではなく製品の製造時に使われる電気やエネルギーに由来します。
このエネルギーを削減すれば、さらに温室効果ガス排出が少なくなります。三建の木造住宅は標準仕様でUa値等はZEH基準を大幅にクリアしていますので太陽光発電システムを全棟搭載することで全棟ZEH基準を大幅にクリアすることができます。
3.全棟「シンボルツリーを植樹」し光合成により、二酸化炭素を酸素に変えます
樹木は年十年何百年もかけて成長するので、生きている間は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し続けます。そのため、地球温暖化を防止する働きがあります。
三建の家が増え、シンボルツリーを植樹することにより小さな積み重ねではありますが、二酸化炭素を酸素に変えることができます。
4.断熱性能「Ua値0.26(新断熱等級 最高等級7)をクリア、C値0.5以下を補償」することによりCO2排出量を抑えます
(注)Ua値はプランにより異なります。
HEAT20のG3レベルの家を推奨し、G2以上で70%以上を目指します。
Ua値は断熱材の種類や厚みは同一でも開口部の量やサッシ性能に大きく影響されるため、プランニングや窓の考え方も提案に盛り込み70%以上のG2レベル以上の建物を目指し二酸化炭素の排出量を抑制します。
5.最小限での「エアコンによる全館空調システム」を採用し、CO2の排出量を抑えます
圧倒的な高気密・高断熱の建物を建築し最小限の空調で、温度差の無い空間を実現します。暖房・冷房負荷を最小限に抑えることで、CO2排出量を抑える。
基本的に1,2階1台づつで賄える住宅断熱・気密性能を目指します。