2024年1月14日(日)にアクリエ姫路にて開催した『播州のくらしと文化EXPO』。
「播州、播磨の国の歴史」のステージでは歴史系YouTuber丸竹夷さんにご登壇いただき、
播州の文化について歴史という視点から紐解いていただきました。
登壇者プロフィール
丸竹夷さん
福岡県出身。福岡教育大学を卒業後、小学校教諭として教育に携わる。現在は歴史系
YouTuberとして、高校生向けの歴史が学べる「YouTube High School」、旅行を通して国
内外の歴史や地理を紹介する「丸竹夷 / 歴史旅行」の2本のチャンネルを運営。
■YouTube High School
https://www.youtube.com/channel/UCGdGyJ6N07dvumQSTOCEOQg
■丸竹夷 / 歴史旅行
https://www.youtube.com/channel/UCOdpfu0B9PJ7Q4bNrz__FIw
歴史は一つのエンターテインメントだ
大人になってから「ちゃんと学んでおけば」と後悔する方も多い歴史の授業。
丸竹さんのチャンネルでは、楽しみながら歴史を学べて、大学入試にも役立つコンテンツ
を配信されています。
丸竹さん「高校の歴史の授業と言いますと、年号を覚えて、人物の名前を覚えて……とい
うような“暗記”になりがちです。それをなくすため、地図を使ったり現地の映像を使った
り、大河ドラマを見ているような感覚で勉強できるような動画を作っています」
播磨の国の歴史について
今回は『播州のくらしと文化EXPO』ということで、播磨の国の歴史や有名人について教
えていただきました。
丸竹さん「みなさんも住んでいて実感としてあると思うのですが、今も関西弁が使われて
いるように、播磨の国は近畿地方の影響を強く受けている場所です。近畿はかつて日本の
政治・文化・経済の中心だったので、そこからの影響ですごく発展してきました」
播磨の国というのは旧国名。当時の兵庫県は「播磨・但馬・丹波・摂津・淡路・美作・備
前」という七つの国で構成されていました。
こんなに多くの旧国がいっしょになった都道府県は他になく、そのなかでも播磨の国は大
国として一番豊かだったそうです。
丸竹さん「播磨の国は、海運がすごく強かったんです。江戸時代は九州の大名が大阪まで
お米を売りに来ていたので、瀬戸内海の各地に港がありました。その中でもすごく有名
だったのが、播磨の国のあたりです」
街を歩きながら、歴史に思いを馳せる
メインチャンネルとは別に、歴史旅行のチャンネルも運営されている丸竹さん。古地図を
片手に街歩きをしながら、その土地の歴史や地理について深掘りされています。
丸竹さん「加古川のような宿場町、姫路のような城下町、神戸のような港町……と色んな
成り立ちがありますが、いずれも『道』を見ていくと楽しいです。昔の道と今の道は全然
ズレているので、そこを見ていくとどういう物語があったのか想像できます」
歴史を知ると、くらしが豊かになる
今回はせっかく丸竹さんに兵庫までお越しいただいたので、三建本社がある加古川にて一
緒に街歩きをさせていただきました。参加したのは、三建社員の荒巻です。
荒巻「昔はあまり歴史が得意ではなかったんですが、三建という会社で働くうえで、地元
の歴史や文化について理解したいなと思い、参加しました。これまで歴史を意識して旅行
したことはなかったので、新しい発見がたくさんありました」
一緒に歩いたのは、社屋のすぐ横を通っている西国街道です。
私たちは普段ここを三次元の景色として見ていますが、歴史という「時間軸」を入れた四
次元として捉えることで、見える世界が変わったといいます。
荒巻「会社の横の『ただの道』だと思っていたのですが、街歩きをしたことで見る目が全
然変わりました。加古川の街のこともより一層好きになりましたね」
当たり前のように暮らしている街にも、学んでみると深い歴史があります。
三建ではこの歴史や文化を理解し、住宅提案の中にも入れることで、播州のみなさまに暮
らしをより楽しんでいただきたいと思います。
荒巻「歴史を知らなくても、生きていくこと自体はできます。でも昔はどんな街だったの
か、地域の人々がどんな暮らしをしてきたのかを知ったうえで家づくりをすることで、よ
り暮らしが豊かになることは間違いありません」
加古川での街歩き動画は、丸竹さんのYouTubeチャンネルにて配信されています。
家づくりや土地探しにも活かせる動画になっていますので、ぜひいっしょに街歩きをして
いるような感覚でお楽しみください!