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COLUMN 4 注文住宅の性能表示について想うこと
兵庫県加古川・姫路を中心に家づくりを行う三建の中澤です。
今回は、お客様からお問合せの多い住宅性能表示についてです。
各社HPやカタログを拝見すると、Ua値・Q値やC値等の性能の表記を行っているところが多くみられます。各社相当な性能である。でもそれはあくまでもカタログ上の表記であって、実際建てた家がその通りになっているかどうかは限らない。
実邸での数値は間取りプランによっても変わるし、使う材料や厚みによっても変わる。ましてや大工さんが建てる家、腕によっても変わる。
となればいったい、何を信じたらいいのだろうか?
上記の性能数値のうえ、Ua値やQ値は実際のプランが出来上がると断熱材の種類や厚み、またサッシや玄関扉、勝手口扉等の開口部の種類やサイズを確定させると計算上、出すことができる。
C値、いわゆる隙間相当面積は計算上で出すことはできないため、やはり実邸で測定することが一番である。今、建築中であれば、その家で実際に測定するべきである。
そして実測の結果、C値はOOですと初めて言うことができるのである。
カタログ上で、かなり性能の良い表記をしていたとしても、本当にその数値は取れるのであろうか?
一番安心できるのは、契約を締結する前にハウスメーカーにその数値を約束してもらうことである。それを嫌がるようなハウスメーカーだと…???
また、その数値を体験できるようなモデルハウスを持っているハウスメーカーであれば、なお安心ができるのではないだろうか?
部屋ごとに(LDKはもちろん洗面室・トイレ・寝室・子供部屋全てあればなお良し)温度や湿度が24時間365日計測できるようになっており、データで内容を確認することができればかなりわかりやすい。
真冬のLDKと洗面室やトイレの温度差は?
無暖房状態で、朝方何度まで室温は下がるのか?
計測できれば、その家の性能はある程度推し量ることができる。
カタログには、いくらでも数値は書けます。
それを鵜吞みにするのではなく、
性能にこだわるのであれば性能を約束してくれる会社、
また性能を体験できる宿泊棟や24時間365日室温や湿度を計測し目で見えるようにしてくれている会社、
C値においては全棟計測し実邸で証明してくれる会社に頼むことが大事だと思います。
急な温度差による血管や脳疾患により、寿命や健康寿命を短くするケースは温暖な地域ほど多いと言われています。
これからの家は健康を害する家ではなく、末永く家族全員が健康的で健やかに快適に過ごせる家が理想だと思うです。
断熱性能が良い家と悪い家では、健康寿命は平均で4年違うと言われています。
1年あたりの介護費用は平均で約80万円、4年で320万円の差になります。
断熱性能の高い家(温度差の少ない家)を建てれば経済的にはもちろんのこと、何よりもご家族全員が健康に長生きできる家を建てられることを切に願っております。