SANKEN ARCHITECTS laboratory住宅にまつわる研究レポートとコラム

【超狭小地活用術】狭い土地でも夢は叶う!狭小地で家を建てるメリデメと活用プラン2選!

date_range2024-11-09
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狭い土地でも

家を建てる際、「広い土地が必要だ」と考える人が多いです。 特に、40坪以上の土地を希望するケースは一般的ですが、現実には都市部や住宅密集地で狭い土地が多く、そのため「狭い土地では理想の家作りはできない」と考え、計画を諦める方も多いです。

しかし、狭い土地にはそれならではのメリットがあり、工夫次第では理想的な住まいを実現することが可能です。 今回は、狭い土地でも快適に住める間取りの工夫を2つご紹介します。

1. コンパクトでも広がるを感じる間取り(23坪)

最初にご紹介するのは、23坪の土地に建てられた住宅です。 この家では、1階にトイレとキッチン以外の水回りを配置せず、浴室や洗面所などはすべて2階に移転しています。そのため、1階は広々としたLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を中心に設計されています。

特にアイランドキッチンがこの家の特徴です。 アイランドキッチンは一般的に広いスペースが必要とされますが、23坪という限られた土地でも実現可能なことを証明しています。また、玄関には手洗い場が設けられており、帰宅後すぐに手を洗える機能性も重視しています。

さらに、廊下や無駄なスペースを極力省き、居住空間を広く取り入れる工夫がされています。

2. 狭小地でも快適に暮らす工夫

次に紹介するのは、19坪の敷地に建てられた家です。この家の最大の特徴は、玄関ホールを設けず、玄関から直接LDKに入るスタイルを採用している点です。また、ダイニングキッチンは、壁付けの造作型キッチンを採用しております。壁付キッチンは限られたスペースを有効活用することが出来ます。

・将来の自由な使用

当面では部屋の仕切りはありませんが、将来的に仕切りを追加することも可能です。 各部屋にはしっかりと窓も配置されているため、必要に応じて個別の部屋に分けても快適に使えるようこのように、家族のライフスタイルの変化に対応できる柔軟な設計

・コンパクトでも快適な16.8坪の家

延べ床面積は16.8坪と非常にコンパクトですが、家族全員がそれぞれの時間を過ごす場所があり、無駄のない設計が魅力的です。 特に、1階と2階で家族が適度な距離感を歩くながらも、気配を感じながら滞在自由な空間作りがこの家の特徴です

・断熱が重要

開放的な間取りの場合、重要なのが断熱性能気密性能です。仕切りが少ないため室内温度の確保が難しくなってきます。このケースでは、断熱性能と気密性能には特に重点を置きたいところです。

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